レビュー・比較 FILMPOWER Nebula 4100 Slant 最新機能を搭載しながら軽くなってパワフルに!Nebula 4100 Liteとの違いをチェック

2018年2月FILMPOWER Nebula 4100 Slantが登場しました。FILMPOWER(フィルムパワー)は電動スタビライザーメーカ-です。Nebula (ネブラ)は商品ブランド名です。 4100は型番相当のシリーズ名であり、小型軽量モデルとして利用されます。Slantは軸上が斜めになったタイプです。

〇FILMPOWER Nebula 4100 Slantの詳しい製品特長はこちら。
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Nebula 4100 Slantの特長は、本体重量が軽いことです。上位モデルであるNebula 5100 Slantは最大耐荷重3.2kgと強烈ですが、片手で持つには筋肉と忍耐が必要になります(もちろん!個人の体格にもよるところでしょう)。5100 Slantは力が強いので、カメラが軽すぎると振動が出てしまう傾向もあります。

Nebula 4100 Slantは軽量なミラーレス機(といってもGH5やGH5S、Sony α7RIIIだって搭載できる)で機動力のあるスタビライズを実現してくれます。Nebula 4100 Slantには、魅力的な最新機能であるケーブルの内配線化、無制限360度回転等が採用されています。

ミラーレス機で機動力のあるスタビライズを考えた場合にはNebula 4100 Slantが検討の候補になるでしょう。当然マッスルマッスルな方向性でプロ機材を選ぶならば、パワーがあり頑丈なNebula 5100 Slantです。

本記事は、旧モデルであるNebula 4100 Liteとの違いや、上位モデルであるNebula 5100 Slantと比較しながら、Nebula 4100 Slantのレビューをお届けします。各種モードの動作やどのくらい重たいレンズが搭載できるのかも検証しました。

 

旧モデル Nebula 4100 Liteとの違い

Nebula 4100 Slant(左)と旧モデル Nebula 4100 Lite(右)の違いを見てみましょう。ボディは同じです。一番大きな違いは、軸受けが斜め(Slant)になったことです。

実際に比べてみるとNebula 4100 Slantの軸受け部分は、スッキリ細くなっています。金属部分のボリュームが減ったことで軽くなっています。

旧モデルNebula 4100 Liteでは、一部ケーブル配線がむき出しでした。ケーブルが断線すれば故障します。Nebula 4100 Slantは、内配線化されているため断線の心配が少ないです。内配線化により何週でも回転できるようになりました。ガツっと非掛かることなく、ぐるぐると360度回転できます。

スペック的な違いも簡単に説明します。Nebula 4100 Liteの動作時間は2時間、Nebula 4100 Slantの動作時間は8~10時間です。Nebula 4100 Liteの最大耐荷重1.2kg、Nebula 4100 Slantの最大耐荷重は1.8kgです。

Nebula 4100 Liteの本体重量は約1050gぐらい。Nebula 4100 Slantの本体重量は約810gです。200g以上も軽量化されています。

Nebula 4100 Slantのメーカー資料では700gとありますが・・・バッテリーを抜いて測っても716gです。まあ大体約700gぐらいということで。。。キッチン用のざっくりとした秤なので誤差は大きくあります(たぶん)。メーカーも海外なので緯度経緯の違いで、重力が異なっているのかもしれません。海外メーカのあるあるです。

重量にすると200g程度の軽量化ですが実際に利用してみると、もっと軽くなったように感じます。重量のある軸受け部分が上方にありますから、その部分が軽量になったことが大きいのでしょう。

 

上位モデルNebula 5100 Slantとの違い

Nebula 4100 Slant(左)とNebula 5100 Slant(右)と比べて見ると、エンコーダーや軸受け部分が一回り小さいです。Nebula 4100 Slantのボディはプラスチック、Nebula 5100 Slantのボディは金属なので、質感はNebula 5100 Slantの方が高いです。

Nebula 4100 Slantのジョイススティックの位置は後側、Nebula 5100 Slantは左側面にあります。Nebula 5100 Slantには、ボディ側にも細ねじのネジ穴があります。Nebula 4100 Slantにはありません。仕様からもコンセプトの違いが読み取れます。

Nebula 5100 Slantの本体重量は約1260gぐらい。Nebula 4100 Slantの本体重量は約810gです。約400gの差があります。数値にしてみると大差が無いような気もします。実際に使ってみると、やっぱり軽いなぁと感じます。ノートパソコン等もそうですが、1kgの壁があり、そこを切ると軽く感じられる現象と同じかも。

Nebula 5100 Slantは、ミニ三脚が付属していました。Nebula 4100 Slantはミニ三脚は付属しません。ちょっと残念です。ミニ三脚はバランスの調整にとても便利でした。もし購入した際には、ミニ三脚のご用意をお勧めします。

 

Nebula 4100 Slant 実機レビュー

実際に使ってみます。基本的な設定はNebula 4100 LiteやNebula 5100 Slantと同じです。カメラを載せてから、それぞれの軸(ピッチ、ロール、重心点)をバランシングします。

Nebula 4100 Slant はボディと軸受けの接続部分(首といえばよいでしょうか)にあったバランスの調整部分が省略化されています。1ヶ所バランス調整が減り簡単になったともいえますし、機能を省略したモデルともいえます。ミラーレス機で使う分には、設定が簡単になったことは良いことでしょう。

旧モデルのNebula 4100 Lite頃からバランシングはとても簡単になりました。複数回設定の練習すればすぐに使いこなせるでしょう。

この部分のバランス調整レバーがプレートと接触しやすく、慣れるまで使い難さを感じます。要は、レバーを大きく開かないで使えば、引っ掛かることもありません。慣れの問題です。

バランスの設定の後に電源を入れると、すぐにスタビライズが始まります。電源投入時は、セミフォローモード(チルトとロール固定、ヨーだけフォロー)から始まります。

モード選択ボタンを1回押すことで、カメラが正面に向きます。

モード選択ボタンを2回押すことで、フォローモード(ロールだけ固定)に変わります。

モード選択ボタンを3回押すことで、ロックモードに変わります。

モード選択ボタンを4回押すことで、ロールフォローモード(チルト、ユー、ロール、全部フォローする)に変わります。

モード選択ボタンを5回押すことで、タイムラプスモードです。タイムラプスモードに入ったその時点の場所を起点として、動かす速度や範囲によって速度が変わります。音声無しですが、こちら動作動画です。タイムラプスモードでは、一見止まってみますがゆっくり動いています。

突き出すように持ったり(トーチ)、吊るし(ハング)にも対応。手動でカメラアングルを変更できる「INSTANT MANUAL ADJUSTMENT CHANGE AS NEEDED」機能があります。手で押さえてグイっと動かすと、ガクっと反応が出た後に、手動の設定が固定されます。ちょんと触っただけでは、元の位置に戻ります。なかなかうまくできている機能です。音声無しですが、こちら動作動画です。

メーカサイトには、左右どちらにでも軸受けを設定できる「DOUBLE SIDE USE」という機能があります。カメラモニターに合わせて軸受け部分を左右のどちらにでも設定できる機能です。初期設定&初期ファームでは、うまく設定できませんでした。軸受けの位置を反対にすると、ブルブルと揺れてしまいました。何か別のコツがあるのかもしれません。

ソフトウェアでパラメーターをいじる必要があるのかもしれません。ソフトウェアによるパラメータの変更はサポート外のカスタマイズです。最新ファームウェア等で対応するようになることもあります。この機能を利用したい場合は、購入前に事前に問い合わせをすることを推奨します。

Nebula 4100 Slantは、基本的にはカメラ横のモーターが、撮影者から見て左側にくる設置で利用する前提のスタビライザーです。

 

Nebula 4100 Slant どのぐらい大きいレンズが乗るのか?

Nebula 4100 Slantは最大耐荷重は1.8kgです。そこそこの重量に対応しています。メーカーサイトのイメージ画像を見ますとサムヤンのシネ風レンズである1.5T/35mmを搭載しているように見えます。たぶん35mm T1.5 VDSLR AS UMCです。

実際にどの程度の重たいレンズまで搭載できるのか検証してみました。まず手元にあった35mm T1.5 VDSLR AS UMCでスタビライズするか検証してみます。結果はいかに!

次にさらに重たいSony FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GMを搭載してみます。結果はいかに。

最大耐荷重が1.8kgありますのでSEL2470GMも搭載できました。レンズが重たいため、カメラの後部が軸受けモーターに当たってしまったり、下に向けるとレンズの重さでカクっとスタビライズが外れることもありました。

ざっくりとした調整による結果でありますので、カメラ側をもう少し重たくして、プレート上のバランスをしっかり取れば、そういったことなく利用できるかもしれません。ただSEL2470GMクラスのレンズを載せるのであれば、5100 Slantが良いであろうと考えています。

Nebula 4100 Slantは、軽量なミラーレスでカメラを搭載することを前提にした機種でありますが、一応はSEL2470GMという大きなレンズでも搭載できるパワーには驚きました。

 

 

〇FILMPOWER Nebula 4100 Slant
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